AutoCadの作図について
毎年ソフトは新しくなって(バージョンアップ)います。機能も当然のことながら改善され選択肢が増えてます。
でも、全ての人が新しいソフトを買ってはいません。高額な買い物だからです。別に古くても十分仕事で使える機能を果たしています。会社・個人なども何割かは今でもVer2000を使っていると聞きます。2000まではコピーもできたから誰でも手にはいったのだと・・・。最初のころはソフトメーカーもシェアーを広めるためにコピーを黙認していました。広まれば、商売なので当然のことながらコピーできなくなりVer2002からは、そうはいかなくなりました。余裕のある個人・会社しかバージョンアップしてません。
だから、スクールとしても新しいものを優先して教えることはしてません。会社に就職して戸惑うことになるからです。
作図の方法に関しては基本となる重要事項なので、卒業のときに現在のバージョンで改善されてきた方法を教えることにしてます。
例えば右クリックメニューは?
Ver2002までは、上の丸のオプションはありませんでした。規定値はコマンドモードでコマンドオプションが存在するときにはオプションのショートカットメニューが表示されました。スクールではこれを使い確定はスペースキーでした。慣れた人はコマンドモードをEnterにする人もいました。
Ver2004からは上の丸のオプションにチェックを入れると、右クリックのタイミング(時間)で両方のうちどちらかを選択できるようになりました。これはとても便利です。
でも、Ver2004以降でないと使えない機能なのでスクールでは、現在のところ選択していません。
これからも新機能がでてくると思いますが、大事なことは基本操作です。基本がわかって新しい機能を使うか使わないかはユーザーの判断です。ネット上でも便利なボタンをダウンロードできますが、スクールでは薦めていません。標準のボタンで素早く作図できるようになることを目的としていますどこの会社に就職しても必ず使いこなすことができるからです。
実際の実務でも、新しい機能を使うのは禁物です。わたしは、使っていません。新しい機能を使って作図してもデータ落ちするからです。きちんと段取りして(e−トランスミット機能)やればいいのですが、現状では皆が使いこなすところまで言っていません。単にファイルのやりとりするのが普通だからです。線種にしても文字にしても従来からあるスタイルを使っています。図面を作図するのに新しい機能は必要ではありません。現在時点では、全てのバージョンで使えなければ実務では使えません。